【映画感想】「帝一の國」テンポ、映像、キャラクター満点大笑い!
帝一の國
2017年 日本
ジャンル:コメディ
満足度:★★★★★ ★★★★☆
あらすじ
日本一の名門・海帝高校。ここでトップ=生徒会長をつとめたものには、将来の内閣入りが確約されている。
4月、新学期。大きな野心を持つ男が首席入学を果たす。新1年生・赤場帝一。彼の夢は「総理大臣になって、自分の国を作る」こと。
2年後の生徒会長の座を狙って、誰よりも早く動き始める帝一。生徒会長になるためには、1年生の時にどう動くかが鍵となる。決してルートを見誤ってはならない。
ライバルは、全国屈指の頭脳を持つ800人の超エリート高校生たち…ヤツらを蹴落として、勝ち残るためにはどうする!?野望への第一歩を踏み出した帝一を待ち受けていたのは、想像を超える罠と試練!
いま、命がけの「生徒会選挙」が幕を開ける!!
※Amazonプライムビデオ より
感想
一時期すごく話題になってたから気になっていた作品。原作は漫画ですが、見てなくても楽しめました!
もっと殺伐とした話かと思ったら、コメディ色が強くて面白かったです!
主人公 帝一が生徒会長になるため、1年生のうちから有力な派閥につこうと奔走する話。
先輩の生徒会選挙で、有力な人を応援して生徒会長にさせ、その後ろ盾で次期生徒会長になろう!っていう1年生の間の話が中心。
賄賂だったり情報収集だったり人心掌握術だったり、政治に対する皮肉を生徒会選挙という形で大げさに面白く描いてます。
菅田さん演じる帝一の動きがコミカルで面白い!!
ライバルとの試験の点数比べて一喜一憂するところでは、勝てば叫び負ければ地面を叩き、映画じゃなくて舞台か?って思うくらい大げさw
先輩に忠誠を誓うシーンでは靴を舐め、文化祭の太鼓シーンではふんどし一丁になり(これは全員だけど)、父との面会では唾を飛ばして怒鳴った後綺麗な涙を見せる。
くるくるかわる表情の豊かさとオーバーでわかりやすい動きに、俳優すげー!ってなります。全身全霊。
エキストラ?もすごい。拍手!やめ!ってパッと切り替わるのがすごくかっこいい。拍手もぱちぱちぱちって感じの普通の拍手よりはやくて、なんていうか…バババババッ!!みたいな…。(語彙力)
ビシッとした空気が伝わってくる。
映像も色や陰影がはっきりしてカッコいい場面が多く、厳格で殺伐とした生徒会選挙の雰囲気が出てて良かったです。
逆に良いシーンでは綺麗なフレアが入ったり、シーンによる雰囲気の差も素晴らしい。
世界観もキャラクタービジュアルも漫画的な中で違和感なく見れてるのは、このカメラワークと編集のおかげでしょうか。
全体的に話のテンポ、映像のコミカルさ、各キャラクターの個性の出し方がすごく良かった!!
原作について調べたら、もっと複雑でいろんなキャラクター出てきたり、2年生の間にもいろいろ事件とか戦いとかあるみたい。
映画は逆にそこをさっぱり切り捨ててくれたから、話もキャラクターもわかりやすかったのかな?
キャラクターでいうと弾くんの明朗快活さがすごく素敵だった。あと森園先輩の顔がいい。
ヒロインは美美子ちゃんかと思いきや光明くんだった説ある。
ネタバレ
※ここからネタバレです!
マイムマイム事変面白くて笑ったw
いろいろ策を練ってる頭のいい彼らが満面の笑みで楽しそうにマイムマイムしてるの可愛いです。
最後の生徒会選挙、帝一が弾くんに票を入れた理由がわからなくて混乱した…。
えっそれなら自分立候補する必要なくない?とか、今まで自分を応援してくれた人々への裏切りでは??と思ったけど、最後にしてやられた!そういうことかwww
菊馬くんは最後までいいキャラだったな…。